もう子供に風邪薬を使わない!

もう子供に風邪薬を使わない!

読売新聞に「医療ルネッサンス」http://www.yomiuri.co.jp/iryou/medi/renai/
と題してとても興味深い連載があります。'07/12月24日25日の記事は「子供と風邪薬」についてでした。

日本では子供が風邪をひくと相変わらず医者にかけこんで解熱剤や咳止めなどを処方してもらったり、ドラッグストアで買うのですが、米国FDA食品医薬品局は今年の10月に咳や鼻水の市販薬を禁止する勧告を出しました。

未熟な臨床試験や副作用が懸念される抗ヒスタミン剤を含む風邪薬は6歳未満の幼児には有効性も安全性も認められないことがジョンホプキンス大学や有力小児科医が明らかにしたからです。

日本でも総合感冒薬による肺炎、肝炎、けいれん、呼吸困難などの重い副作用が成人小児合わせて昨年1年間だけでも129件もあったようです。市販に比べて病院の処方薬は成分量が1.5~2倍ですから、まずもって毒性や副作用性が大きいと思って間違いないでしょう。

加えて風邪の原因であるウイルスに効く薬はないのですから、インフルエンザの予防注射をはじめとして、薬で風邪やインフルエンザを治す事は不可能なのです。

心ある医者はこのあたりの事はすでによく知っていて、実際の診療に風邪薬を使いません。母乳が飲めないほどの咳こみは別にして、むやみに症状を止めることは咳やくしゃみ、鼻水といった体の解毒作用を阻害するのですから、風邪の症状をかえって悪くしてしまいます。(このあたりは、天才的整体師野口晴哉著「風邪の効用」を参照してください)

よって、風邪のときには温かく安静にして薬に頼らないで治すのが一番だと、記事は結んでいます。

さて、でも、しかし、子供の咳や鼻水や鼻づまりで眠れないなど、親はすこしでも楽にさせてあげたいと思うのは当然です。

そう、こんなときこそ、ホメオパシー!!ですね。ホメオパシーにとっては、薬に頼らないで直す心構えが大切なのと、優しく速やかに元にもどらないやり方で子供の辛い症状を取ってやれるのは、どちらも同じことなのです。

ホメオパシーレメディには成分が一切入っていませんから、薬によるいわゆる副作用が起きるわけがありませんし、速やかに優しく風邪の症状を全うさせてくれるので子供を苦しめる理由がなく、これはとてもありがたいことです。そして、レメディを「最小投与の法則」どおりに選んで使いさえすれば、たった一粒で鼻水もとまるし、咳こみも終わるのです。

そんなホメオパシーを現場の医者も使いこなしてほしいものですが、日本ではまだまだですね。第一、医科大学では「00の症状には00」という使い方しか教わっていないし、それになれているので、ホメオパシーレメディの使い方に面食らう医者はとても多いはずです。

イギリス、フランス、ドイツ、インドなど世界各国の医療現場ではホメオパシーが盛んに使われているのですが、日本や中国はホメオパシー後進国です。漢方があったせいだとも言われていますが、この10年間に大分ホメオパシーもあちことで聞かれるようにはになってきました。いい傾向ですね。

ホメオパシーの専門家はホメオパスと呼ばれていますが、医者でない方たちがほとんどです。そして、ここが大切。「ホメオパスは医者であってはいけない」国があるし、実際、その方たちの方がきちんと人間を観察できるようなのです。文科系思考が効果をあげているのでしょうね。人間らしい眼で人間を見れるのは詰め込み式の偏差値教育で勝ち抜いた脳ではないようです。

余談はさておき、風邪にはホメオパシー。そしてホメオパシーを使いこなすためには、きちんと教育を受けたホメオパスが主宰するセルフケア講座で学ぶことです。でも、たくさんのレメディを飴玉をしゃぶるようになめさせるやり方はいけません。そのやり方だと対症療法に過ぎなくなって現代医学の薬をとるのと変わりません。

加えてせっかくのレメディが抑圧的に働くいやな面も出てきます。レメディによる混乱が起きてくるのです。体は混乱を来すだけではなく不快な症状を現わしてくることもあります。こうなるととても危険です。修復する方法がないという危険性です。これは気功でいう偏差と同じです。

気功ではきちんとした指導者がないままに気をめぐらすと、四肢の震えや意識の乖離や非現実感や浮遊感などが起きてきますが、これらの偏差はとても不快でしつこく続きいやなものです。

ホメオパシーも気功と同じエネルギー医学ですから、こうなると、体に優しいどころではなくなってきます。結果、体に優しいことを金科玉条にするホメオパシーをやる意味がなくなってきます。これらを肝に銘じ、まずホメオパスを慎重に選んでください。大量に数種類のレメディを同時に使うなど言語道断だということを頭に入れておいてください。

ホメオパシーはすべての風邪ひきの子供のために(ここではそういっておきますが、実際はすべての病気のために、です)、200年も前に、ドイツの医師ハーネマンが天才的なひらめきで発見して医療体系に育て上げた真に科学的で実証的な医学です。

今、子供さんをおもちのかた、ホメオパシーが現在再浮上してきたことに、そしてホメオパシーに出合えることに感謝しましょう。なんせ、ちょっと前にはホメオパシーは日本にはなかったも同然だったし、筆者も薬漬けで子そだてをしてきた苦い記憶があるのですから。