ホメオパシーの思想と哲学 <オルガノンをめぐって> |
ホメオパシーの大黒柱、オルガノンをご紹介します
オルガノン「Organon der Heilunst」、「Organon of Medical Art」、「医術の方法論的原則」とはホメオパシーの創始者ハーネマンの著わしたホメオパシーの聖書のようなものです。 |
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Aude Sapere あえて1歩を・Organon の冒頭の言葉より引用
人は沢山のことを考えすぎて、実行に移せないこともあります。
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理想的な最高の治療は、迅速に優しく健康を取り戻すこと。それは確実で無害な方法でなければならない。
人が病み、それが癒える時の幸福な健康感。これはとても大切なことです。無理やりに健康にさせることなど、ありえないし、あってはならないことです。そういう意味で、現代医学の薬には、とても不安感が漂います。風邪で薬を飲んだはいいけれども、症状はとまっても薬の副作用のせいでいつまでもだるさが残る、卵巣のう腫の手術で膀胱麻痺になる、膠原病を副腎皮質ホルモン剤で抑えているが、薬のせいで顔が丸くなるだけではなく一生薬から離れることはできない、精神科の薬を飲んでいるのに症状はいつも不快で平衡感覚がなく自転車ものれない、もちろん車の運転などもってのほか、ガンを手術で摘出したけれども、術後の憂鬱の対処をしてくれない、など、あげればきりのないほどに医療に付随する事故があります。アメリカでは死亡原因の85%以上が医療でおきることが原因というデータも出ています。なんということでしょうか。健康になるのに命をかけないと健康にはなれませんよ、といわれている感じです。確実で無害なやり方はどこにも見当たりません。ガンは治った(とった)、あなたのうつ病はもう外科の受診対象ではない、3時間まって精神科を受診しなさい、と言われて病んだ身体をもっと細くしていた術後の知人の婦人の絶望感は端でみていても辛いものでした。ハーネマンが説く健康を取り戻す方法には、こうした現代医学の限界を払拭したいという強い意志がみうけられます。理想的な治癒を、彼はホメオパシーを実践することで一生涯追求した、真摯で強靭な精神の持ち主でした。実際、ホメオパシーにはそういう力があったのですから、医療として200年も続き、現在新たに不死鳥のようによみがえった感があるのにはそれなりの理由があったわけです。
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医師のすべき仕事は、病気を認識すること、レメディの治癒の働きに関しての知識を持っていること、レメディの選択と適用と正しい投与、回復を妨げているものの除去である。こうして医師は適切で徹底した治療法を理解して本物の治療師となる。
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症例を個別化する診察について、私はここで一般的な指針だけを述べよう。病気の観察者は、その中でそれぞれの症例について使えるものだけを心にとめておくべきことである。そのために治療家に求められることは、偏見を持たないこと、健全な分別をもつこと、症状像を注意深く観察して、忠実に記録することである。
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体は病気ではないのに、心配や屈辱、憤慨、侮辱が長く続いたり、恐怖を引き起こす大きな出来事が頻繁に続いたりすることで、体が病気になっていく。こうした感情的な病気は、時間の経過に従って、体の健康をひどく破壊していく。
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すべて投与においてレメディのポテンシーの強さは、前と後では多少でも変えなければならない
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