ブライオニア
9.ブライオニア |
<ブライオニア> テーマ 体の乾燥をともなう風邪・便秘 _____________________________ 効能 炎症の進行はゆっくりだが、ちょっとした動きでも悪化を招いて痛みを伴うつらい症状。 便秘。頭痛。風邪。 進行は緩やかでも深刻な諸症状に対応します(ベラドンナ、フェラス・フォス参照)。 たとえば、突然発症するのではなく、数日中に徐々に進行する風邪や咳などです。この症状の特徴は、あらゆる動作に対し過敏になることです。 患者は、一人でそっとしてほしいと望みます。 患部を動かすことが困難になりますが、患部を強く押してもらうと楽になります。 胸部に感染症がみられるケースでは、患部を下にして横になり、咳をする時は胸を押えます。 乾燥して、喉が乾きますので、十分な水分の補給をしばしば行うことが必要です。 深刻な症状においては、いくら水分を補給しても、患者の唇は非常に乾燥しがちです(プルサティラ参照)。 症状は高温によって悪化するため、新鮮な空気を必要とします(プルサティラ参照)。 ________________________________ 症状 呼吸器系疾患から頭痛や関節痛まで、いろいろな症状において見うけ られ、緩やかに進行します。 コホコホいう空咳(からせき)はゆっくり進行しながらも、気管支 炎、胸膜炎、さらには肺炎まで引き起こす危険があります。 このような症状を含めてあらゆるブライオニア症状において、患者は 一般に鋭く激しい痛みを訴えます。 口は渇き、舌は厚い苔におおわれます。 唇も乾き、ひび割れてしまいます。 深刻な呼吸系疾患では、発熱とともにひどく発汗し、新鮮な空気を求 めます。 イライラしたり(ナックス・ボム参照)、一人にそっとしてお いてほ しがります。 関節や背中に起こる症状でも熱と激しい痛みを伴い、体を動かすと悪 化します。 頭痛の場合は、激しく割れるような痛みです。 どんな動作でも、目を動かしただけでもひどくなります。 便秘の場合は、黒っぽい焦げたような便となり、排便後に激しい痛み を伴います。 基本42種レメディ一覧表に戻る |