夏の気功瞑想
今年も暑い夏がやってきました。 日本列島は地球温暖化の影響をうけて、熱帯化しているおようで、35度を軽く上回る地域も出てきています。 少し、というか、大分怖い話です。 今までとは体の維持に注意が必要らしく、室内でも頻繁に起きる熱中症対策も講じられています。 暑いと食欲が落ちてくるものですが、人間の臓器では夏!ときたら心臓です。 体で最も熱いい臓器ですが、外気の暑さに対応して行けるためには、この心臓をキチンと手入れしていく必要があります。 瞑想の手順の中で、各臓器に気をめぐらせるとき、夏は心臓からスタートするのですが、このとき、心臓に涼やかな風が吹きこんで爽やかにクールダウンしている状態をイメージします。 気功というのはイメージトレイニング・自律訓練法ですから、涼やかな気をイメージすることで、熱くなりすぎる心臓をもひんやりさせられるというわけです。 自律訓練法というかなり現代的なイメージなど、大昔の中国人にはなかったのでしょうが、じゃあ、具体的に何をしていたかというと、気の持ちようで暑さを乗り切れることは知っていたのです。それで、このような気功瞑想法も生まれてきたということになります。 6月7月と盛夏がすぎて、次は晩夏になっていきますが、このときは胃腸の不調に悩まされる時期です。 8月の気功瞑想は意識を脾胃に集中させます。おなかからスタートです。 おなかに力強い気を入れていきます。 こうしてひと夏の気功瞑想になりますが、9月からは秋ですから、秋の気功瞑想に変わっていきます。 季節によって瞑想の仕方を変えていく、つまり、体に意識を集中させる瞑想法を取ることで、瞑想で陥りがちな偏差を最大眼に防ぎ、体を順当に手入れして行ける方法、それこそが気功瞑想のだいご味になっていきます。 |