ヘパ・サルファ

21.ヘパ・サルファ Hep-s

 

<ヘパ・サルファ>

テーマ   化膿 

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効能 

痛みと多量の化膿性分泌液を伴う感染症。
おでき、膿瘍。

風邪や高熱による口辺ヘルペス。



悪臭のある膿を伴うおでき、アブセス(膿瘍)、感染症。
膿の溜まる炎症。

おできは、熱を持ち、腫れて痛みがある初期症状には、ベラドンナが作用する。

数日後に膿が溜まるにつれ、患部の皮膚が硬くなって接触に敏感になった段階で、ヘパ・サルファ移ってくる。

ヘパ・サルファは膿の分泌を促進し、炎症を静めることによって痛みを緩和してくれる。

そのあとにシリカは残った硬い皮膚に対処する。

ヘパ・サルファの患者は、低温や特に冷たいものによる接触に対して過敏になる。

冷たいものへの過敏性とイライ感という点でナックス・ホミカと症状が似ているが、アブセス(膿瘍)ができる場合はヘパ・サルファと判断できる。

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症状


おでき、アブセス(膿瘍)。

膿を伴い、風邪によって悪化する口辺ヘルペスで、過敏性のもの。

ヘルペスの感染症はときに出血を伴うこともある。

ヘパ・サルファは、粘液感染を伴う呼吸器系の感染症に効果を発揮する。

とくにクループ(偽膜性喉頭炎)や咳き込みに効果がある。

クループに対して、ヘパ・サルフはぜいぜい咳や痰のからまるゴホゴホいう咳の症状が見られる第2段階に投与することで最も効果を発揮する。

それに比べると、アコナイトは、より急性の発症段階においてつかわれる。

いずれも、寒さによって悪化し、薄着をしたり布団をかけていないと咳が悪化してくる。

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