ホメオパシー秘話
事実は小説より奇なり(ホメオパシー秘話)・・・・・セッションルームのランプにあぶりだされた宝物のようなものがたりです ) |
このページで取り上げることは、まるで小説のようなホメオパシーの事実(ケース)です。 なぜそうなっているのか、どうしてそうなるのか、ホメオパスにもわかりません。 わかるのは、奇跡はおきるものだ、という真実です。 (クライアントの了解を得て掲載されています。なお、人物を特定させるものは省かれています。) |
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哀しいセッションでした。 伺うことすべてが、どうして一人の人にこんなことが起きてしまうのだろう、とつい感情移入させてしまうほどに身につまされるものでした。 Kさんという29歳の独身の女性ですが、暗い目と暗い表情をしていて、何かにおしつぶされていました。 訴えは、自分は精神病かも知れない、行動障害があるし片づけられないし、何もかも人任せでないとできない。精神科にも行ったけれど、3か所回って皆わずかな診察時間の後に、キチガイ用の薬が出た、でも飲まない。なぜなら、医者が嫌いだし、信用できない、自分の体が薬で何とかなるようなものでもないのを知っているから。 全身が硬直してしまうのだ、何かやろろうと宣言するのだけれど、行動がともなわない、手も足も出なくなる・・・ と、語られました。 何か見えない大きな力で圧倒されてしまったような凍りつき方をしていました。 処方 Anac.1M 1w後にメールがはいりました。 聞いてください、とてもおいしい夢を見たんです。ハーゲンダッツのアイスクリームを食べていました。毎晩悪夢にうなされていたのに! なぜこの方にAnac.というレメディを使ったのか? この人の何が癒されなければならなかったのか? 何が癒されたから悪夢から覚めたのか? 理由なんかありません。 ただ目の前にいるその女性が、Anac. だったから。 こうやってその日のうちにレメディを指示することがあります。 深い分析など通り越して、現前するエネルギーの種類がわかれば、それをつかうまでのことなのです。 ホメオパスになってから初めて使ったAnac.でした。 このレメデイは別名マーキング・ナッツ。決して落ちない刺青に使います。 Kさんは何かに侵されて手も足も出ない状況だったのです。その毒は彼女を取り巻く家庭環境、職場、人間関係にすべて関連してしまう程の影響力を持つものでした。 でも、毒など、なぜひきつけてしまっているのか? それはいつからそうなってしまったのか? それが冒頭にあげた哀しい話です。 一族に根深い悪の循環がありました。彼女は何をしても必ずその循環の中にとらわれてしまっていました。 手足も出ないほどに体が縛り付けられていたのです。 反面とても知性を感じさせるものがありました。Anac.を使う時にはどこかに聡明さが感じられなければならないのです。 その結果使ったレメディは、毎夜の悪夢を美味しいアイスクリームを舐める夢に変えていきました。 彼女がなくした少女時代は、こうして少しずつ取り戻すことになっていく、そのスタートが、アイスクリームの夢なのです。 「女の子ってなんでできてる? お菓子でできてる!」 (マザー・グース) ホメオパシーは失われた時すらも取り戻す旅にいざなってくれるようです。 Anac.アナカーディアム・マーキングナッツ 光の庭の子供たちに戻る |